日常の不安を慰めるように、街には紅や薄紅色のツツジの花が咲き誇っております。
皆さま、如何お過ごしでいらっしゃいますか?
スペインでは最近、1日に少しだけ外出が許されるようになりました。歴史を遡ると、15世紀末にコロンブスが海を渡り大陸に到達した後、その地の先住民は病原菌により多くの命を失ったと言われます。昔も今も、地球上での戦いは人と人の間で行われるものばかりではなく、自然災害やこのようなウィルスとも対さなければならないのだと、今、改めて思い知らされています。
中世の時代とは異なり、現代は医療が進歩しておりますが、人間はいつも自然界に対して謙虚に対峙していかなければならないと思います。
さて、学会では感染予防として3月、4月の例会を中止させて頂きました。その後、緊急事態宣言も延長となってしまいましたので、学会理事会では今後の活動につきまして、色々検討しております。オンラインの活用を検討し、こんな時こそ心の潤滑油である音楽での交流に努めたいと考えます。
どのような具体策があるか、しばらくお待たせする事になりそうですが、現在、色々模索しておりますので、お許し下さい。会員の皆様からも、何かご希望やご提案頂けましたら有難いです。
また再び、皆さまと元気に楽しく集えることを楽しみにしております。
日本スペインピアノ音楽学会会長 上原由記音
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