2022年02月23日

JSSPMオンライン例会 2022年4月3日(日)「中南米のピアノ曲に親しむ 第2回:マヌエル・ポンセ」担当:官川薫

日本スペイン音楽学会(JSSPM)第77回例会(ZOOM)
担当:官川 薫(当会正会員)
スケジュール: 2022年4月3日(日) 17:00-18:00 例会+質疑応答

《中南米のピアノ曲に親しむ 第2回:マヌエル・ポンセ》

マヌエル・ポンセ (1882-1948) はメキシコを代表するクラシック作曲家で、彼の代表曲である歌曲《エストレリータ(小さな星)》は今も世界中の人に親しまれ、また数々のギター曲はクラシックギタリスト達にとっては欠かせないレパートリーとなっています。

一方、彼のピアノ作品はメキシコ本国以外ではあまり知られていないのですが、ポンセは自らがピアニストであったことでもあり、彼の作品の中ではピアノ曲が圧倒的に多く、ピアノ曲の総数は(組曲などの各曲をそれぞれ1つずつ数えて計算すると)186曲に達します。

ポンセのピアノ曲は、メキシコの先輩作曲家達の影響を受けた20歳頃のサロン風音楽、23歳からのイタリアおよびドイツ留学によるヨーロッパクラシック音楽の本格的な勉強の成果を示すような作品、メキシコ帰国後の民族主義音楽家の旗手としての特徴的な作品、メキシコ革命の混乱を逃れて移り住んだキューバの音楽の影響、功成り名遂げた42歳にしての再度のヨーロッパ留学による印象主義・多調音楽などへの挑戦など、彼の音楽的環境の変化に伴って変遷しており、多様な作風に富んでいます。

その中でもポンセを特徴付けているのがメキシコ民族音楽に基づいた数々のピアノ曲で、その魅力について紹介し、また一聴しただけでポンセの曲だと分かるような個性的な彼の音楽の特徴を分析したいと思います。この講座をきっかけに、一人でも多くの方がポンセのピアノ曲を弾いてみよう、聴いてみようと思って頂ければ嬉しいです。
posted by 学会 at 00:00| Comment(0) | 講座
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