2022年10月21日

JSSPM第83回リアル&オンラインハイブリッド例会 2022年10月30日(日)「《モンポウ〈橋〉をめぐって》」担当:内藤晃

【JSSPM第83回例会(リアル&ZOOM)】
《モンポウ〈橋〉をめぐって》

担当:内藤晃(当会正会員) 賛助出演:安井総太郎(チェロ)

スケジュール:2022年10月30日(日)16:00〜17:00
例会+質疑応答

会場:月瀬ホール(自由が丘駅)
http://www.tsukisehall.com/

参加費:会員無料/非会員\1,000
(オンラインはJSSPM会員のみ対象)

フェデリコ・モンポウ(1893-1987)の印象深い佳曲〈橋 El pont〉は、当初、ピアノのための組曲《風景 Paisajes》第2曲として作曲されたものが破棄され(1941-47年頃)、のちにパヴロ・カザルス生誕100年に際したスペイン文科省委嘱作品として、チェロ&ピアノのための作品として日の目を見ました(1976年)。

この2つの〈橋〉は、同一楽想に基づきながらも、中間部の展開、前奏・後奏の有無など、大きく違った音楽になっており、同じテーマから紡ぎ出される一人の作曲家のインスピレーションの変遷を示す例としても、きわめて興味深いものです。

今回のプログラムは、わたしがとりわけ心惹かれる作品のひとつ、〈橋〉をめぐる、モンポウの心理を追体験することを意図したものです。

終演後、皆さまとの意見交換のなかで、ふたつの〈橋〉それぞれの魅力や、改訂の効果などを味わえればと思います。

〈演奏予定楽曲〉
モンポウ:
《風景 Paisajes》(1957年出版)泉と鐘/湖/ガリシアの馬車
《風景 Paisajes 》の破棄された構想ーー泉と鐘/橋(1941-47年頃作曲)
橋(チェロとピアノのための)(1976年)

*今回は、リアル/オンライン併用のハイブリッド例会です。
オンラインは会員のみ対象、リアルは入場料:非会員\1,000 /会員無料となります)
posted by 学会 at 13:06| Comment(0) | 例会
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