日本スペイン音楽学会(JSSPM)第79回例会(ZOOM)
担当:上原由記音(当会会長)
スケジュール: 2022年6月26日(日) 17:30-18:30 例会+質疑応答
★★★★★★★★★★★時間変更しました↑★★★★★★★★★★★★
「イサーク・アルベニス《7つの長調によるエチュード T.67》の紹介」
イサーク・アルベニスは1886年に《7つの長調によるエチュード》T.67 作品65(Siete estudios en los tonos naturales mayores)を作曲しました。1886年とは、彼がマドリード国立音楽朗唱学校(現マドリッド音楽院)に3月末ピアノ科アシスタント教授la catedra auxiliar de pianoに任命された年です。
アルベニスは友人や生徒の為に、5度圏による調性で第1番から7番まで作曲しており、表紙に《第1集》と明記してあったことから、その続きを考えていたと思われますが、残念ながら《第2集》は作曲しませんでした。日本でこれらを取り上げるのは初めてとなりますので、どんな練習曲なのか、どうぞお楽しみにしてください!
楽譜は ペトルッチ楽譜ライブラリーからも入手することが出来ますので、興味のあるかたは楽譜をご用意ください。皆様のご参加をお待ちしております。
2022年05月19日
JSSPM第79回オンライン例会 2022年6月26日(日)「イサーク・アルベニス《7つの長調によるエチュード T.67》の紹介」担当:上原由記音
posted by 学会 at 07:33| Comment(0)
| 例会
2022年04月13日
JSSPM第78回 2022年5月29日(日)「グラナドス 〜新しい視点から〜 作曲家自身が演奏する〈嘆き、またはマハと夜鳴き鶯〉」担当:Marco Fatichenti(マルコ ファティケンティ)
日本スペインピアノ音楽学会(JSSPM) 第78回例会 オンライン(ZOOM)
担当:Marco Fatichenti マルコ・フェティケンティ(当会正会員)
日時:5月29日(日) 17時〜18時 例会+質疑応答 参加費:無料(JSSPM会員対象)
《グラナドス 〜新しい視点から〜 作曲家自身が演奏する〈嘆き、またはマハと夜鳴き鶯〉》
現在も聴くことのできるグラナドス自身が演奏した一連の録音は、彼の音楽に興味のあるすべてのピアニストを魅了するはずです。それにもかかわらず、グラナドスに関する研究と演奏にほとんど反映されていないように思います。今日広く行われている演奏スタイルは、20世紀半ばに起こったスタイルの変化の結果であると私は考えています。
今回の例会では、いくつかの音源を聴きながら、これらの変化の原因を探り、作曲家自身が行なった演奏方法についてお話ししたいと思います。皆様のご参加をお待ちしております。
担当:Marco Fatichenti マルコ・フェティケンティ(当会正会員)
日時:5月29日(日) 17時〜18時 例会+質疑応答 参加費:無料(JSSPM会員対象)
《グラナドス 〜新しい視点から〜 作曲家自身が演奏する〈嘆き、またはマハと夜鳴き鶯〉》
現在も聴くことのできるグラナドス自身が演奏した一連の録音は、彼の音楽に興味のあるすべてのピアニストを魅了するはずです。それにもかかわらず、グラナドスに関する研究と演奏にほとんど反映されていないように思います。今日広く行われている演奏スタイルは、20世紀半ばに起こったスタイルの変化の結果であると私は考えています。
今回の例会では、いくつかの音源を聴きながら、これらの変化の原因を探り、作曲家自身が行なった演奏方法についてお話ししたいと思います。皆様のご参加をお待ちしております。
posted by 学会 at 11:19| Comment(0)
| 例会
2022年02月23日
JSSPMオンライン例会 2022年4月3日(日)「中南米のピアノ曲に親しむ 第2回:マヌエル・ポンセ」担当:官川薫
日本スペイン音楽学会(JSSPM)第77回例会(ZOOM)
担当:官川 薫(当会正会員)
スケジュール: 2022年4月3日(日) 17:00-18:00 例会+質疑応答
《中南米のピアノ曲に親しむ 第2回:マヌエル・ポンセ》
マヌエル・ポンセ (1882-1948) はメキシコを代表するクラシック作曲家で、彼の代表曲である歌曲《エストレリータ(小さな星)》は今も世界中の人に親しまれ、また数々のギター曲はクラシックギタリスト達にとっては欠かせないレパートリーとなっています。
一方、彼のピアノ作品はメキシコ本国以外ではあまり知られていないのですが、ポンセは自らがピアニストであったことでもあり、彼の作品の中ではピアノ曲が圧倒的に多く、ピアノ曲の総数は(組曲などの各曲をそれぞれ1つずつ数えて計算すると)186曲に達します。
ポンセのピアノ曲は、メキシコの先輩作曲家達の影響を受けた20歳頃のサロン風音楽、23歳からのイタリアおよびドイツ留学によるヨーロッパクラシック音楽の本格的な勉強の成果を示すような作品、メキシコ帰国後の民族主義音楽家の旗手としての特徴的な作品、メキシコ革命の混乱を逃れて移り住んだキューバの音楽の影響、功成り名遂げた42歳にしての再度のヨーロッパ留学による印象主義・多調音楽などへの挑戦など、彼の音楽的環境の変化に伴って変遷しており、多様な作風に富んでいます。
その中でもポンセを特徴付けているのがメキシコ民族音楽に基づいた数々のピアノ曲で、その魅力について紹介し、また一聴しただけでポンセの曲だと分かるような個性的な彼の音楽の特徴を分析したいと思います。この講座をきっかけに、一人でも多くの方がポンセのピアノ曲を弾いてみよう、聴いてみようと思って頂ければ嬉しいです。
担当:官川 薫(当会正会員)
スケジュール: 2022年4月3日(日) 17:00-18:00 例会+質疑応答
《中南米のピアノ曲に親しむ 第2回:マヌエル・ポンセ》
マヌエル・ポンセ (1882-1948) はメキシコを代表するクラシック作曲家で、彼の代表曲である歌曲《エストレリータ(小さな星)》は今も世界中の人に親しまれ、また数々のギター曲はクラシックギタリスト達にとっては欠かせないレパートリーとなっています。
一方、彼のピアノ作品はメキシコ本国以外ではあまり知られていないのですが、ポンセは自らがピアニストであったことでもあり、彼の作品の中ではピアノ曲が圧倒的に多く、ピアノ曲の総数は(組曲などの各曲をそれぞれ1つずつ数えて計算すると)186曲に達します。
ポンセのピアノ曲は、メキシコの先輩作曲家達の影響を受けた20歳頃のサロン風音楽、23歳からのイタリアおよびドイツ留学によるヨーロッパクラシック音楽の本格的な勉強の成果を示すような作品、メキシコ帰国後の民族主義音楽家の旗手としての特徴的な作品、メキシコ革命の混乱を逃れて移り住んだキューバの音楽の影響、功成り名遂げた42歳にしての再度のヨーロッパ留学による印象主義・多調音楽などへの挑戦など、彼の音楽的環境の変化に伴って変遷しており、多様な作風に富んでいます。
その中でもポンセを特徴付けているのがメキシコ民族音楽に基づいた数々のピアノ曲で、その魅力について紹介し、また一聴しただけでポンセの曲だと分かるような個性的な彼の音楽の特徴を分析したいと思います。この講座をきっかけに、一人でも多くの方がポンセのピアノ曲を弾いてみよう、聴いてみようと思って頂ければ嬉しいです。
posted by 学会 at 00:00| Comment(0)
| 例会