日本スペインピアノ音楽学会の活動
1. 学会誌発行
【2024/7/31 学会誌第8号発刊を追加!】
スペイン・イベロアメリカのピアノ作品における、日本においてまだまだ開拓されていない様々な研究テーマを、論文・研究ノート・報告・エッセイなどのカテゴリーにて発表し、その普及に貢献できるように発行しています。2022年7月末現在、学会誌第6号まで発刊されています。本誌は会員以外にも1冊千円にて頒布しておりますので、ご希望の方はどうぞお問い合わせください。
《第1号》- ご挨拶
- 日本スペインピアノ音楽学会設立にあたって [上原由記音]
- 論文
- エンリケ・グラナドス作品概論 [上原由記音]
アントニオ・ソレールの鍵盤ソナタにおけるフィギュレーション [宮内晴加] - 研究ノート
- E.グラナドス作品におけるマヒスモ [井澤友香理]
ペドロ・アルベニスの作品研究 [川口成彦]
《ゴィエスカス》をめぐる世界 [下山静香]
アルベニス組曲《イベリア》の楽譜選び [不破友芝] - エッセイ
- 公館賞受賞に際して [比石妃佐子]
《第2号》
- 論文
- モンポウ研究序説 その生涯とピアノ作品の演奏解釈法 [上原由記音]
- 報告
- ファリャ《ファンタシア・ベティカ》校訂報告 [不破友芝]
- エッセイ
- 美しき才能 [熊本マリ]
- 研究メモ
- 19 世紀後半から 20 世紀初頭の音楽事情、《ゴィエスカス》誕生の時代背景 [比石妃佐子]
《第3号》
- 論文
- ピアノ組曲《ゴィエスカス》における劇的性質 ―オペラ版の三場面における音楽的対立を手掛かりに [井澤友香理]
- 研究ノート
- マヌエル・ブランカフォルト 生涯とピアノ作品 [宮尾幹成]
- ホタ・アラゴネサ ピアノ演奏のための基礎知識 [下山静香]
- 報告
- 第60回ハエン賞ピアノ国際コンクール審査報告 [上原由記音]
- エンリケ・グラナドス生誕150年記念 室内楽演奏会報告 [濱口典子]
《第4号》
- 論文
- メキシコの作曲家のピアノ作品におけるメキシコ・ロマンティシスモの研究序説(前編)[官川 薫]
- 研究ノート
- キューバ、混血の音楽 ―芸術音楽の視点から― [下山静香]
- アリシア・デ・ラローチャ ピアノ作品集 [濱口典子]
- エッセイ
- ピアノ編曲で見る《鳥の歌》断面史 [宮尾幹成]
- 付録
- スペイン語の日本語表記について
《第5号》
- 論文
- メキシコの作曲家のピアノ作品におけるメキシコ・ロマンティシズムの研究序説(中編) [官川 薫]
- アルベニス《アスレホス》校訂報告 および Burgos版の優位性と問題点 [不破 友芝]
- 資料論文
- 1916 年『音樂界』における E.グラナドスの追悼記事 ― 国内受容の最初期の手がかりとして ― [井澤 友香理]
- 研究ノート
- マリオ・ルイス・アルメンゴール 組曲《キューバ舞曲集》についての考察(1) [堀澤 幸恵]
- 報告
- ヒメノ《演奏会用リズム・エチュード第1集 第2集》 〜日本における世界初録音と初出版〜 [西本 夏生]
- エッセイ
- フェルナンド・ソルのピアノ曲を演奏する喜び [川口 成彦]
- 特別寄稿
- 上原 由記音 / 熊本 マリ / 下山 静香 / 高木 洋子 / 濱口 典子
《第6号》
- 論文
- メキシコの作曲家のピアノ作品におけるメキシコ・ロマンティシスモの研究序説(後編) [官川 薫]
- アルベニス未完の《ナバラ》研究 書簡と自筆譜、ホタ・アラゴネーサを巡って [上原 由記音]
- 研究ノート
- マリオ・ルイス・アルメンゴール 組曲《キューバ舞曲集》についての考察(2) [堀澤 幸恵]
- エンリケ・グラナドス「レガートに関する短い考察」の解題と翻訳 ――教育者としての活動事例―― [井澤 友香理]
- 楽譜・作品紹介
- ピアノ組曲《アル・アンダルス》他、ギター曲のピアノ編の楽譜紹介 [高木 洋子]
- 報告
- オンライン開催「第13回スペインピアノ作品を弾く会」報告 [日裏 晶子]
- エッセイ
- 1974-1978年 マドリッドで聴いたコンサート [中西 輝夫]
《第7号》
- 【原著論文】
- リカルド・ビニェスのピアニズム[下山 静香]
- 【資料論文】
- 1909 年バルセロナにおける「フォーレ音楽祭」について[椎名 亮輔]
- 【 研究ノート】
- シャビエー・モンサルバチァ<忘れられた作曲家達のテーマによる3つのディベルティメント) の研究[比石 妃佐子]
- マリオ・ルイス・アルメンゴール 組曲<キューバ舞曲集)についての考察(3)[堀潔 幸恵]
- 【報告】
- 日本スペインシンポジウム 2022 参加報告[上原 由記音]
- 【 エッセイ】
- CD「ゴヤの生きたスペインより」の第2弾の録音に向けて[川口 成彦]
- 【 スペイン語の日本語表記について 】
- 各号学会誌についてのお申し込み、詳細はHPに掲載しておりますのでご参照ください。
《第8号》
- 【 研究ノート】
- クリストバル・アルフテルのピアノソロ作品 [不破 友芝]
- 「グラナドス先生による第1回講演について一ー1913年10月30日 於:サーラ・グラナドス」の解題と翻訳 [井濹 友香理]
- アルベルト・エバリスト・ヒナステラ <ピアノ・ソナタ第1番>についての考察 [池田 怜士 ]
- スペインピアノ作品の音楽療法領域における可能性について[中村 恭子]
- 「グラナドス先生による第1回講演について一ー1913年10月30日 於:サーラ・グラナドス」の解題と翻訳 [井濹 友香理]
- 【報告】
- 門下生によるアリシア・デ・ラローチャ生誕100年記念コンサート[上原 由記音]
- 余は如何にしてモンポウ<優雅なパビリオン)の最後の3小節を弾ききし乎 [宮尾 幹成]
- 【 エッセイ】
- スペインの夜想曲 [川口 成彦 ]
- 【 スペイン語の日本語表記について 】
2. 毎月の例会
JSSPMでは、2015年の設立以来、途切れることなく毎月例会を開催しています。新型コロナウイルス感染症のため2020年3,4,5月は、やむなく延期しました。開催日程は、Facebook オフィシャルページと、会員へのメーリングリストよりのメールにて告知しています。様々なテーマによる講座を開催することにより、スペインピアノ音楽を追求しています。これまでの例会の研究テーマと担当者は、「例会一覧」にてご覧いただけます。
3. スペインピアノ作品を弾く会
毎年一回、当学会主催にて、スペイン語圏のピアノ作品のみを、プロフェッショナル・アマチュアの垣根なく、その音楽に惹かれ愛する者たちが集まり、研究発表演奏会をしています。公募にて、条件を満たしたピアニストたちにより毎回25名ほどの出演で、様々なスペイン音楽に触れ、親睦を図る機会となっています。
4. 演奏会の共催・後援
会員の演奏会の名義後援や告知協力、スペイン国営インスティトゥトセルバンテス東京との共催演奏会も開催しています。
なお、本会では随時会員を募集しておりますので、みなさまのご入会をお待ちしております!(会員には、講座等の割引制度も設けられています。)